定年退職

60歳になった、お嬢様・・・。

20日に無事定年退職しました。

「挨拶は、シンプルに・・・
私、人前で話すの苦手だから、最後の挨拶は、すっごく短いわよっ！」

なーんて、言ってたくせに、長いこと喋ってました。

母が高齢で・・・
私は、太りやすいタイプなので、家にずーっといたら心配だ・・・
などなど・・・
余計なこと一人で喋りまくってたよ。

そして最後のほうで

「みなさんも、会社に貢献するよう、シッカリと頑張ってください！！」
と言った。

部長が思わず吹きだしてた。

お前が言うなよ！！
と私も思った。

挨拶終わって席に戻る途中、リーダーのところにわざわざ自分から近寄って行って

「○○さん（←リーダーの名前）、これから、あなたがいちばん大変だと思うけど、頑張ってくださいね！！」
だって。

お前がいちばん、迷惑かけてきたんだろ！！
やる気はないし、人の話は聞かない、仕事も覚える気力なし・・・
そのくせ残業ばっかりやってたよね！！
と思った。

最後の最後まで、イラッとくるばーちゃんだった。

この余計な発言がなかったら、やさしい気持ちで送りだせたのに。



60歳お嬢様が退職した次の日・・・

誰一人として、お嬢様のことを口に出す人もいなかった・・・
会社なんて、そんなもんだよね。

その人がいなきゃ、業務が回らないなんて部署は実際のところないだろうな・・・
重要人物が抜けたって、会社の業務は、なーんとなく回ってるもん。


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