亀
「亀ほしいんだけど
売ってるとこ知らない?」
と聞かれた。
ミドリ亀
じゃない
日本の亀
がほしいんだって。
学校の池にいる、こういうやつ。

ミドリ亀は、生態系への影響があるから
買ったらダメと、息子から聞いたそう。
で、
「商店街とかにある小汚いペット屋にあるんじゃない?」
って言ったら
付き合わされた。
で、古びた商店街のペット屋にいたよ。
亀。
ミドリ亀も日本の亀も
うさぎにねずみ
インコまで・・・
もう、長居はしたくない感じ。
でも、実際に買う段階になったら
おばちゃん、渋ってる。
「ちょっと!!
ここまでつき合わせておいて買わない気?!」
と言ったら
店の人に得意の値切り開始。
でも、まったくまけてもらえなかった。
相手も、頑固なじいさんって感じ。
おばちゃん、まったくまけてもらえなくて、ちょっと逆ギレしてたよ。
その店のじーさん
亀も、勝手に袋に入れようとして、
おばちゃん、更に怒って
「ちょっと!!
勝手に亀決めて袋に入れないでよ!!」
と怒ってた。
「じゃぁ、どれにする?
見たってわからないだろ?!」
と聞いてきた、じいさんに
「長生きしてもらわなきゃならないんだから、
活きのいいとこ頼むよ~!!」
だって。
買った亀持って、駅に着いたら
「ちょっと、さーや(孫)に電話していい?」
だって。
どーぞ。どーぞ。
で、
おばちゃん、孫に電話してたよ。
「さやちゃん?
ばーばだよ。
さやちゃん、亀欲しいって言ってたよね?
ばーば、いま、亀買ったよ。
明日、ばーばんちに亀みに来る?
じゃぁ、明日ね。
ばーば、さやちゃん来るの亀さんと待ってるからね~♪」
だって。
孫と話すと優しい口調になるんだねー。
と、ここまでは、よかったんだけど・・・
電話切ろうとしたとき
孫が、嫁に電話をかわったらしい。
そしたら、
「お母さん!
亀なんか、うちに持ってこられても
飼いませんからね!!
私、亀、キライですから!!
明日、亀を持って帰るって言っても、
持たせないでくださいよ!!」
と、ピシャリとやられたそう。
電話切ったあと、おばちゃん落ち込んでたよ。
「今から返しに行こうかな・・・
買わなきゃよかったよー。
息子に聞いてからにすればよかったよ。
でも、孫に明日、亀みに来いって言ったら喜んでたし・・・」
と延々悩んだあげく、
亀の入ったビニール袋下げて、電車に乗って帰っていきました。
明日、どうなるんだろう。
孫にあげるはずだった、亀を嫁に拒絶され・・・
亀の運命も気になるところ。
GWで、亀がどうなったか、週明けまで聞けないのが残念で仕方ないよ。